2015-07-26 夏痩せ 鈍行俳句 ◦庭にきて夏痩せもなき雀かな (にわにきてなつやせもなきすずめかな) 怠け者の天国 ピーテル・ブリューゲル (1525〜1569) この絵の解説はこうである。「何もせずとも美食にありつける飽食の世界の住人は全て怠け者である」。 雀に八つ当たりをしている訳ではない。庭に下りたって忙しく餌をついばんでいた雀は、雀らしくふっくらと元気そのものだし、それはまず喜ばしい事である。問題は私自身の事なのだ、自戒の念に堪えない。